零度の華 Ⅱ
肆
闘~鷹見vs狼の知恵競べ~
ふわぁ
欠伸がこぼれる
「無茶しますね」
あたしの目の前に置かれたコーンポタージュに口を付け、テレビを見る
テレビではシークライト軍の全員が殺されたことと、警官が1人殺されたという話題が未だに続いていた
返事もしないあたしに、亜紀は言葉を続ける
「警官のお通夜に行って、罪滅ぼしですか?シークライト軍に出会って善人にでもなりましたか?」
『あたしが、たかが人1人の為に罪滅ぼしで通夜に行くわけねぇだろ。善人?ふざけるな。あたしは悪人から成り上がるつもりはない』
あたしは温かいコーンポタージュを飲む
ん、美味しい
「では、行った理由をお聞かせください」
亜紀の方向を向き、目を合わす
『零(ゼロ)が女だと知られているか、いないのかの確認をする為だ』
女だと自ら姿を見せ、正体を知る藤沢は殺せたとしても、お巡りさんまではあの現場で殺すことは不可能だ
欠伸がこぼれる
「無茶しますね」
あたしの目の前に置かれたコーンポタージュに口を付け、テレビを見る
テレビではシークライト軍の全員が殺されたことと、警官が1人殺されたという話題が未だに続いていた
返事もしないあたしに、亜紀は言葉を続ける
「警官のお通夜に行って、罪滅ぼしですか?シークライト軍に出会って善人にでもなりましたか?」
『あたしが、たかが人1人の為に罪滅ぼしで通夜に行くわけねぇだろ。善人?ふざけるな。あたしは悪人から成り上がるつもりはない』
あたしは温かいコーンポタージュを飲む
ん、美味しい
「では、行った理由をお聞かせください」
亜紀の方向を向き、目を合わす
『零(ゼロ)が女だと知られているか、いないのかの確認をする為だ』
女だと自ら姿を見せ、正体を知る藤沢は殺せたとしても、お巡りさんまではあの現場で殺すことは不可能だ