零度の華 Ⅱ


馬鹿にされ眉間に皺を寄せるも、考えて話す仙道をしっかり見る



「組織に所属していたこと、依頼を受けて殺しをすること.........」


『その考えを全て忘れて、最初から考え直せということだ。今のお前達にはその印象が深く頭に刻まれている。そのせいで見落とすこともある』



仙道が言っていたことは頭から消しても同じことだが、少しは何か新たなことも分かるだろう


捕まりたくないと言って、手助けするような真似をするあたしは矛盾していると、つくづく思うよ





それでも、スリルを味わうのは何とも言えない快感に包まれるから止められない




『もう一度あのDVDと、ここ最近の零(ゼロ)の犯罪を見てみるといい。そしたら何かが見えるのかもな』


「お前、本当は零(ゼロ)のことについて何か知っているんじゃないか?」



疑いの目が向けられる

思われるのもおかしくないことを言ったからしょうがない




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