零度の華 Ⅱ


『言ったでしょ?持っていたらとっくに鷹見に話していると。あたしはあくまで捜査協力をしたまでだ』



ちょっとしたお礼だ

あたしの話し相手となってくれて聞きたいことも聞けて、少しは満足できたからな




約束通り4時まで付き合ってくれた仙道は、さっさと牢屋の中から出て行った


少しはあたしの気持ちも分かってもらえただろうか?

この中に何日もいるあたし気持ちが


それからあたしはいつものように暇をしていた



はぁ、何日もこの中で過ごしていたら体が鈍ってしまう






早く出れないだろうかと思っていた、監禁生活から1週間が過ぎた次の日にやっとこの鳥カゴからでることを許されたのだ


鷹見は零(ゼロ)が現れていたのを話すことなく、鞄の中に携帯電話にパソコンを入れて返される


制服は着替えて、あたしは鷹見の部下に車で送ってもらうことになった

鷹見と一緒に学校へ来た男の名は遠藤‐エンドウ‐と鷹見が呼んでいた




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