零度の華 Ⅱ
約12時間半飛行機の中で過ごしやっとフランス、パリに到着
あたしは運び屋と待ち合わせしていた場所へ行き、預けていた武器を受け取った
運び屋にはまだ仕事があるからと言って、あたしが向かう国を書いた紙を渡す
「おいおい、ハードだな」
『大金を積んである。また、連絡する。じゃ、頼んだぞ』
運び屋と別れた後、あたしにメールを送ってきた人物に電話をかける
PLLL.......
「はい」
『lame(ラム)だ』
「誰だ。そんな奴知らない」
こいつ、もう忘れたか?
『迎えを寄こせ。場所は空港。来たらわかる』
「誰がてめぇの言うことなんて聞くかよ」
『俺を呼んだのはてめぇだぞ』
「は?俺はお前なんか呼んでねぇよ。俺が呼んだのはただ1人だ!」
こいつに電話したのが間違いだった
話の通じるボスの方に掛けるべきだったと後悔した