零度の華 Ⅱ



《あたしは、必ず戻って来る。その時まで誰にも2本の短刀に触れさせるな。必ず零(ゼロ)は戻る。死んでいたら無理だがな》


「必ず、戻って来る...か。いつになるやら」



私は零(ゼロ)復活をすでに喜び頬が緩む



《P.S. 亜紀の存在は伏せておくから安心してそのままでいろ》



私に対して気を使っているのか、それとも私はまだ利用価値があるからか

どう考えても後者でしかないな



短刀を私に預けると言っているのだから


私は便箋を封筒の中に入れ閉じ、刀をあらかじめ持ってきたバックに入れる

貸倉庫に何かあると踏んで、バックを持って来て良かった


短刀だからバックには収まるし、人の目に触れる心配もない





それにしても、必ず戻るという言っているがどう戻ってくるというのか?

"依頼"と言う形で殺しをしていたとはいえ、自己で動いていたものあるから、死刑からは逃れられない





それでも、"戻って来る"というのだろうか......





__________......




to be continued……
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