零度の華 Ⅱ

雲雀はレイラに一度会っている


その時にレイラの性格が分かり、悪趣味も知りレイラを嫌う



こいつもレイラの悪趣味には理解できないって言っていた





「アイツの悪趣味に付き合ったのか?」


『付き合う気はなかった。油断していた』


「アイツ、殺ったのか?女って知られたんだろ?」


『まだ、生かしている。女と知られたが腕は確かだ。だから使う』


「珍しい。知られたらお払い箱じゃねぇのか」


『時と場合による。まだ、アイツは使える』




恐怖は与えた、それだけで今は十分


まだ、使うと言ったが、まだ、その時じゃないという意味だ





もうひと仕事してもらえば必要なくなる


使い終わる時がレイラの最期ということだ




「お前、本当に恐怖してんのか?今の話聞く限り、いつも通りで遊んでいるように聞こえる」




だんだん、疑いの目が向けられてきたな


さっきまで心配してたのに




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