零度の華 Ⅱ
次の日も組殺しと大人数の血を浴びるような殺しをする
そうして、感覚を掴む
今まで1人を相手にしていたせいで、大人数相手の殺しに感覚を鈍らせていた
『こんなものか』
辺り一帯を血の海にするとカードを投げ捨てるようにして、血の海に添えた
零(ゼロ)殺し計画実行日の4日前
警察に土産も渡せたし、あたしの体も温まったし、そろそろ始めるか
あたしは烏(クロウ)に連絡を入れる
話がしたいと
打ち合わせたのは人通りの少ないところにあるカフェ
「お待たせしました。それで話というのは?」
『仕事だ』
"仕事"と聞くとニヤける烏(クロウ)
そんなに殺しがしたいのか
根っからの殺人鬼だな
前のコードネームが死神(グリム・リーパー)だったのも頷ける