零度の華 Ⅱ


色々と考えているうちに37階に到着した



すると同時に、大きな音が響き渡る


やはり、たくさんの銃弾があたしを持て成そうとしていた




無人のエレベーターに戸惑い、困惑を見せる男共にあたしは上から手のひらサイズのカプセルを落とす


カプセルから煙が出てくると次々と倒れていく




あたしはガスマスクを装着し、エレベーターの中へと降りると離れた場所にまだ何十人もの奴がいるのが目に入った


銃口がこちらに向かれるも、まだ持っていたカプセルをそいつらに向けて投げつけた




プシューっと音を立てて煙が充満する



あたしに銃口を向けていた奴等は、呆気なく体を地面へとつけた




寝息をたて、気持ち良さそうに寝ている


これは、研究部が開発した強力な睡眠弾




『コイツ等は情報部の奴らか』



よく見れば、情報部副リーダーの柊(ホリー)が横になっていた




< 80 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop