春はすぐそこ。

「あんたにうちの教育指図される覚えなんかねぇよ!」

「自分の都合で子供を振り回すなって言ってんの、おばさん。私の言ってることわかる?」

いつまでも付き合っていられないし、めんどくさくて本音が出てしまう(いつも本音だけど)

「はぁ!?」

「みたところ、お父さんではないようですが、どうなんですか?」

少しだけ声のトーンを落として運転席の男を見る

するとヨシカズ君の母親はすぐに顔が赤くなった、

「自分の人生も大変だと思いますけど、お腹を痛めて産んだお子さんですよね?もっと大事にしてあげて下さい。」

「…調子乗ってんじゃねぇよ…クソガキィ!!」

あー、やっぱりこうなるか
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