春はすぐそこ。

古川と目が合った、

「…うん、好き。」

人生で一番緊張した瞬間だった。

「よくできましたー。」

「うわっ、ちょっと、」

ぐしゃぐしゃに頭を撫でられる

「それじゃあ帰るぞー。」

「え、話終わり!?」

「帰りながら話してやるよ。とりあえず熱上がる前に行くぞ。」

「なんで熱あるって知ってるの…」

「顔見れば分かるだろ。花だいぶわかりやすいぞ。」
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