春はすぐそこ。

突然のことで言う通りに目を瞑るしかなかった。

唇に柔らかい感触

離れてからうっすら目を開けると、

まだ古川の顔が近い


「初めてにしては上手いな。」

「何もしてない…」

「顔赤い、」

「うるさいなぁ…」

「もう一回。」

「…うん、」


こうして、古川とのお付き合いが始まった。
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