春はすぐそこ。

「が、学校、さぼるの!?」

「自習だよ。」

それはあんたが決めたことでしょ!?


私のカバンも古川が握っているから一人で帰れない。

古川から逃げる日々が始まって早2週間が経とうとしていた金曜日のことだった。

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