春はすぐそこ。

少しホッとして古川の部屋を出た。

ドライヤーを借りれたのはいいものの、このあと部屋に戻るのがかなり気まずい。

とりあえず、もう一度謝ろう…、


と、意気込んだが、


「寝てるし…。」


ベッドですでに眠っている。

なんか損した気分。

携帯で時刻を確認すると、もう12時を回っている。

ベッドで寝るわけにはいかないから座ってねることにした。

どうせ明日は土曜日、
学校は休みだから家に帰って寝れば良い。

なんてことを思っていたらうとうとしていた。
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