春はすぐそこ。

このくらいの重みだったら案外悪くないかも…

下心など皆無に等しいが、人の暖かさ、重み、どちらも悪くないと確かに感じた、


次に目が覚めた時に、隣に古川はいなかった


携帯で時計を見れば、


「え、13時…」


やってしまった強制に泊まりとはいえ、人様の家でこんな昼間で寝てしまうなんて


夏の日差しが閉じているカーテンの隙間から入ってくる


そっと部屋のドアを開けるとリビングの方で古川とお母さんの声が聞こえる


今更出ていきにくい雰囲気なのは間違いない

ひとまず古川が戻ってくるのを着替えて待っていることにした
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