春はすぐそこ。
そう言い切った所で駅に着く

「じゃあ。お母さんにご馳走様でしたって伝えて。アルバイトのことはまた古川を通してお返事します。」

「おい、待てよ。」

古川の言葉を無視して改札に入る

タイミング良く電車がきた


人と関わるのが、とにかくめんどくさいのだ

私はおかしいのだろうか


今まで普通に生活してきたはずだったのだ
なのに、ここにきて突然古川という男が邪魔をしてきた

考えるだけ無駄だと振り切って電車に乗り込んだ

< 45 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop