春はすぐそこ。

「めんどくせぇ所に住んでるな。」

「だから関係ないでしょ。じゃあね。」

「朝も来るからな。」

「いや、電車だし。あんたと方向違うでしょ。」


それにこいつは遅刻魔。
絶対来るわけない。

「明日な。」

私の言うことを無視してまた駅の方向に向かって歩いて行った。

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