春はすぐそこ。
ただ、問題というか疑問が一つ
「おばさん、これも運んじゃっていいの?」
「あら、ありがとう。男の子がいると力仕事が助かるわぁ。」
古川も一緒にバイトしている…
静かにバイトできると思ったのに…
「おい、休憩だろ?奥いってろ。邪魔。」
「言われなくても行くわよ。」
「ほんとに可愛げのかけらもねぇな…」
「そんなの必要ないから。」
口を開けば私たちは小競り合いをしている
アルバイトを始めて、早くも2週間がたっていた