春はすぐそこ。

なんでか?

たしかに、わかっていない。

「…なんで?」

「やっぱ天然なんだな…」

「違うから。」

「バイト休んで俺と祭り行こうぜ。」

唐突に誘われる。

「そんな理由でアルバイト休めないじゃない。」

「休んでいいんだよ。オーナーも許可してくれたじゃねぇか。」

「本当にいいのかな…」

「わかった。俺が明日ちゃんと聞いてやるから。明後日予定空けとけよ。」

明後日、何かあったような。

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