ありがとう
母「裕翔くん……千恵から手紙があるの。
私が死んだら渡して、って
裕翔くん、受け取って………」

裕「はい………」
そう言って渡された手紙。

でも、俺は読みたくない!
千恵が、千恵が死んだなんて信じたくない!

読まない!読みたくない!

母「………読みたくない?
そうかもしれない。けどね?あの子言ってたの…
私は、裕翔くんの事が大好きだって、忘れてほしくないって。
でも、私が死んだことで次の恋に進めないかもしれない…引きずるかもしれない…
そんなのイヤだ!だから、絶対機読んでもらって、って。だから、読んで…
あの子の最後のワガママ、聞いてあげて?」

裕「はい…」
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