風に吹かれた奇跡
「それとこれとは別問題ってやつ。」

「まぁ、噂で聞いてたけど。」

「そんなの流れてんの?」

「女の子たちの間でね。『田村くんって頼めばしてくれるらしいよ!あたしも今度頼もっかなぁ。』みたいな。」

「へぇ。気持ちわる。」

「そんなこと言っといてよくできんな。」

「それとこれとは別問題。」

「またそれかよ。」




キーンコーンカーンコーン


ガラッ


「おはよう!」

はぁ。授業始まるよ。マジだるすぎ。

一応もう3年だからな。授業は出ておかないと。
でも、内容は簡単すぎて授業なんて出る意味無い。
こんな内容、教わる必要あんのかって感じだ。

「はぁ。」

今日もまた、つまんない1日が始まる。
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