風に吹かれた奇跡
「はぁ、疲れた。」

家帰って、着替えてバイトに行かなきゃか。

「今日も何もなかったなぁ。」

ふと小学生のときからよく遊んでいた公園の木が目にはいった。

その木には赤い風船が引っかかっていた。

なんでかはわからないけどすごくその風船がきになった。

木に近づいてみると手を伸ばせば届きそうな高さだったから、手を伸ばしてとったら案外簡単に、風船はとれた。

「ん?」
風船の紐のところに何かついている。

「手紙?」

シンプルな白い封筒がついていた。

封筒を開けてみるとまた、シンプルな白い便箋がはいっていた。2つ折りにしてあった便箋をひらいて中を見た。






『奇跡って信じますか?』
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