風に吹かれた奇跡
疲労で倒れて、病院に運ばれた。そのままどんどん衰弱していって死んじゃった。

だから、わたしの家族はいない。お父さんのほうのおばあちゃんにちょっとお金もらえているし、生活保護もうけているから、お金には困っていないけど。

窓から外を眺めると綺麗な青い空に真っ白い雲が気持ちよさそうに浮かんでいた。

「こんな綺麗な空、飛んでみたいなぁ。」

この生活は嫌いじゃない。嫌じゃない。
けど……最近ちょっとつまらない。

「あ、そうだ!!」

確か、児童ルームに風船配ってたはず!

急いでベットから出て児童ルームに向かう。
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