風に吹かれた奇跡
Letter.4
「美羽ちゃん。これ、朝ごはん。」
「はーい。ありがとうございます。」
「あ、あとこれ。」
そう言って看護師さんに渡されたのは朝ごはんと手紙。
「あ、ありがとうございます!」
「いつも思うんだけど、それ誰からなの?」
「東京の同い年の男の子からです。」
「へぇ、東京に知り合いいるのね。」
「まぁ、そんなもんです。」
こんなこと言ったけど、この手紙の相手の顔もわからない。
だってこの人は、わたしが飛ばした風船の手紙を拾ってくれた人だから。
まさか、拾ってくれる人がいるとは思わなかった。最初、看護師さんに手紙を渡された時は本気でびっくりした。
東京まで無事に届いたんだもん。びっくりだよ。
「はーい。ありがとうございます。」
「あ、あとこれ。」
そう言って看護師さんに渡されたのは朝ごはんと手紙。
「あ、ありがとうございます!」
「いつも思うんだけど、それ誰からなの?」
「東京の同い年の男の子からです。」
「へぇ、東京に知り合いいるのね。」
「まぁ、そんなもんです。」
こんなこと言ったけど、この手紙の相手の顔もわからない。
だってこの人は、わたしが飛ばした風船の手紙を拾ってくれた人だから。
まさか、拾ってくれる人がいるとは思わなかった。最初、看護師さんに手紙を渡された時は本気でびっくりした。
東京まで無事に届いたんだもん。びっくりだよ。