風に吹かれた奇跡
「晶.....?」

杏ちゃんが怪訝そうな顔でわたしを見る。

「そ、俺、晶。美羽の幼馴染。ってか誰?」

やばい。非常にやばい。杏ちゃん笑ってるけど目が笑ってないよ。

「私は美羽の友達の津川杏里。」

「へぇ。よろしくな!」

しばらく杏ちゃんと晶はおしゃべりに夢中になっていた。

高校の話とかバスケの話とか。ほら、2人ともバスケ部だし。

2人とも楽しそうだなぁって思う...けどそんなこと考えてる場合じゃなくて言い訳を.....。
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