風に吹かれた奇跡
「そうじゃね?それよりさ、なんでこの写真持ってんの?」

「あーえっとね。かくかくしかじかで。」

「ちゃんと説明して。」

「はい……。」

また、一連の流れを説明した。

今日は多分星座占い12位だったよ。秘密が一気にバレちゃったし。

「ったく。危ないことするな美羽は。」

「ごめんなさい。」

「まぁ、俺の軽い顔見知りだったからよかったけど……あんまり危ないことするなよ。」

「はぁい。」

「あ、今日俺バイトだった。じゃあな。」

「晶、忘れ物は?」

「あ、また忘れてた。」

そう言ってスマホをとって「遅刻する」って言いながら出ていった。
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