風に吹かれた奇跡
「あー、疲れた。」

あの試合でスリーポイントとかも決めちゃったから、次の試合からオール出場した。

貢献しまくってめでたく球技大会優勝。

「すみませーん!田村大樹くんですよね?今からでもバスケ部入りませんか!?」

「入んねーよ。」

「あ、やっぱり?」
ヘラヘラした顔で敦が近づいてくる。

「相変わらずうまかったな。」

「案外体が動いてさ。」

「実は隠れて練習してたんじゃないの?」

「んなわけねぇだろ。」

「んじゃ、帰ろうぜ。」
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