冷たい彼に恋をしました。。
気づいた時は私は、ベットの中だった。


鼻につく、薬品の匂い。見慣れた部屋。


ここは、学校の保健室だ。



カーテンが開かれて、そこにいたのは郡先輩だった。



「郡先輩。どうして?」



一瞬、訳が分からず混乱する私。


「大丈夫だよ。陽菜」


優しく髪を撫でる手つき。



なんだろう、安らぐこの気持ち。


「なんか、不思議なんですけど‥‥前から先輩のこと知ってたような気がして、先輩?」



なんだか、先輩の様子が変だと気づく。



「いや、何でもないよ」


気のせい??


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