冷たい彼に恋をしました。。
スマホを操作する指が、送信ボタンに触れた。


相手先は、郡先輩。



「(彩未が、目を覚ましました。彩未は、日向に会いたいといってます。彩未が待ってます。


必ず来て)」



必ず来てなんて、言って本当は来ないでって思ってる私はひどい女だ。


彩未が目を覚ましたのが、うれしい反面。


既読のままの、返信はなかった。



だけど彼は、ちゃんと来た。


額に汗を滲ませながら。



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