冷たい彼に恋をしました。。
上の男が、ブラウスに手を入れボタンごと引き裂く。



「いやぁぁぁ!!!!!」


初めて大きな声が出せた。



薄いピンクのブラが露になる。



下では、男が、スカートを捲り男の手が私の太ももを撫でる。



「やぁ!!!やめて誰か助けて!!」



どうして、こんな目に会わなきゃいけないの?



ただ、恋しただけ。



上の男が、ホックに手を伸ばす。


もう、駄目、と思ってきつく目を瞑った。



ドカ、と言う音が聞こえ、私の上にいた男が地面に寝転んだ。


何‥‥‥‥?



下の男も、地面に踞ってる。



「なぁに、やってんだよ。クズが!!」

「亀井くん、なんで?」



助けてくれたのは、亀井くんだった。



「陽菜ちゃん、大丈夫?」



優しく私を抱き締める力に力が籠る。


そっと、自分の上着を掛けてくれる亀井くん。


真剣な表情をする亀井くんにドキリ、とした。

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