冷たい彼に恋をしました。。
私が亀井くんを好きになれば、このキスも偽りぢゃなくなる。


亀井くんを好きになれば、心のモヤモヤも消える。



「亀井くん。」



「廉って呼んで。


陽菜ちゃんだけ、特別に呼ばせてあげる」



柔らかく笑う廉くん。


釣られて笑った私の顔を見た。



「何??」



首を傾げる私の耳元で囁く様に言った。




「可愛いよ、陽菜」



ドキン、と高鳴る胸。



「恥ずかしいから、もう言わないで‼」



照れる私にクスリ、と笑う廉くん。


恥ずかしくて、廉くんの顔が見れない。


「私、もう帰らないと。」

立ち上がる私を抱き締める廉。



「行くなよ。


今日は離したくない」



離したくないなんて、初めて言われた。


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