冷たい彼に恋をしました。。
軽蔑する様な顔をした、郡先輩がいた。


「なにしてんの?一年坊主は、こんなとこで盛ってやばくない?


これ、犯罪だよ。彼女泣いてるし。

好きなら、相手の嫌がることやめろよ」


郡先輩の言葉に、亀井くんは真っ赤になって去っていく。


「郡先輩、なんで?


なんで、助けてくれたんですか?」



冷たい先輩で、有名な郡先輩が助けてくれた。



「嬉しかったからかな。それに、襲われてる子ほっとくほど、冷たくないから俺。」



そう、言った彼は笑ってた。


涙も、引っ込んで郡先輩を見ていた。


「君、如月 陽菜ちゃんだよね。」



なんと、王子が私を知ってた‼


「なんで、名前‥学年違うのに」


「可愛いって、上級生にも評判だよ。目付けてるやつたくさんいるし、気を付けな!ぢゃあね、陽菜‼」



陽菜って呼び捨て!!


嬉しい。この日から、私の王子への印象が変わり始めた瞬間だった。
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