彼女が消えるその瞬間まで
「じゃ、また後でね〜」


彼女はキレイな髪の毛を揺らし、友人の元へ駆けて行った。




「おぅ、翼」


ドシッと俺の上へ松ちゃんが乗っかってきた。重っ!


姫百合の後は松ちゃんか…




「で、どうなんよ。夏川とはヨリ戻したのか?」



松ちゃんが俺の耳元で囁いた。




「…………は?」



いきなりのことで、俺は目を見開いた。



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