彼女が消えるその瞬間まで
「はぁ」


俺はため息を付きながら、しぶしぶ席を立った。


「翼、がんば〜」



背後で松ちゃんはひらひらと手を振っていた。


なんて気楽な奴なんだ。

































屋上につくと、南沢がタバコを吸ってガン飛ばしていた。




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