彼女が消えるその瞬間まで
やべぇなぁ………おい。



「何の用?」



「あ?何の用じゃねぇだろ、お前に訊きてぇことあってよ」



タバコの煙を俺に向けながら、彼はだるそうに話していた。




「…分かった。簡潔に早く言って」











「姫百合は俺のものだ」






















……はい?

< 129 / 187 >

この作品をシェア

pagetop