彼女が消えるその瞬間まで
「翼くん!ただのクラスメイトとか酷いじゃない」


俺と松ちゃんの話に耳をたてて、姫百合が不機嫌そうな顔をしていた。



俺はため息をついて、彼女に質問をした。



「クラスメイト以外に、君はどう思ってるの?」



「…………………と、友達だよっ」



「ふーん。そうだねー」




俺は適当にあしらって、ペットボトルのお茶を飲んだ。




喉が乾いていたので、お茶が喉を潤してくれる。

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