彼女が消えるその瞬間まで
「変人」



「なんですとー!!!」



彼女は俺の背中をバンバン叩いた。



「ぷっ…………あはは」



「!笑わないでーーー」



小さいことでムキになる彼女がとても面白くて、笑いが止まらなかった。













「「はぁ〜」」



俺は笑い疲れて、彼女は叩き疲れて、俺たちは同時にため息をついてしまった。



「ふー。翼くんもちゃんと笑うんだね」



姫百合がベットに腰掛けて、髪の毛をいじりながら訊いてきた。




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