彼女が消えるその瞬間まで
1階の居間に呼ばれた。姫百合の母さんは俺にお茶を持ってきてくれた。



俺は軽くお辞儀すると、彼女は手を振って笑っていた。



「翼くんは姫百合のことをどう思うんだい?」


「え…」



急な質問に俺は戸惑った。



そういえば、俺は彼女をどう思っているのだろう。



元気?優しい?………いやいやありがちすぎるな。



かと言って、うるさいやめんどいなど言ったら俺はしばかれるだろう。






んー、そうだなー。俺が彼女をどう思うかこれしかないだろう。



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