彼女が消えるその瞬間まで
「翼、あんた本当に朝弱いわねぇ。ほら、さっさとご飯食べて学校行ってきなさい」
母さんが苦笑しながらご飯を出してくれた。
俺の朝はこれで始まる。俺はめっぽう朝に弱い。
こんな毎日を過ごすのも、たいがい疲れたのだが。
母さんにバレないように、ひとつ、ため息をついた。
母さんが苦笑しながらご飯を出してくれた。
俺の朝はこれで始まる。俺はめっぽう朝に弱い。
こんな毎日を過ごすのも、たいがい疲れたのだが。
母さんにバレないように、ひとつ、ため息をついた。