彼女が消えるその瞬間まで
いつか終わりが来るのなら、俺は彼女に笑っていてほしい。






最期のさいごまで姫百合には笑顔でいてほしい。








1人の女にこんなにこだわる俺は、正直女々しいと思う。








でも、俺は姫百合の笑った顔がもっと見たい。











もっと、夏川姫百合という人間を知りたい。











俺はもう1度、神様がいそうな空を仰ぎ、彼女の隣に肩を並べた。


< 90 / 187 >

この作品をシェア

pagetop