for you.

〈 ほのかside 〉

｢ねぇ？あの人カッコよくなかった！？｣と愛。
｢んー、カッコイイ。いい人だね。｣
｢けど、私的にはあとから来た人の方がタイプかな（笑）｣
｢そうかなー…私は佐々木さんの方がタイプかな(笑)｣
元々、サッカー部のマネージャー志望だったから、あんなカッコイイ先輩がいるとなるとやりがいがある!!けど…モテそうだよな…。すぐ忘れられてそう〜
｢あ！ほの!!クレープ食べに行かない？美味しいとこ見つけたんだぁ〜｣
｢行きますいきます！モチのロンですよ！まじ愛様神様〜(笑)｣
あぁ〜かっこよかったなー。
そんなことを考えながら歩いていると、少し強面の、怖さ溢れるヤンキーにぶつかった。
｢いってぇ｣
｢す、すいません！！！｣
｢あ、大丈夫、大丈夫。そっちは？｣
｢あ、全然大丈夫です！｣
｢あそ、ならいいや。｣
｢ほんとにすいません！｣
｢うっす。｣
その時はほんとに恐怖で。
立ってるだけで精一杯だった。
優しい人でよかった。