こんな私を好きになってくれますか?
先生の話も終わり、今日は学校も終わり。

今日は華ちゃんと遊ぶ約束をしてるからそそくさと帰る準備をして教室を出ようとする

すると、前に同じクラスの子達に声を掛けられる

「「「桜城さん!」」」

「何?どうした?」

「私達今日、この後すぐライブに行くの!でも、今週掃除係になっちゃって、時間なくて今日だけ変わってくれない?お願い!」

「そっ、そっか遅れたら大変だもんね、、」

「そうなの!!」

「わっ分かった!やっとくよ!」

「本当に!ありがとう!頼めるの桜城さんしかいなくて、」

「大丈夫だよ、!行っておいで!」

「うん!じゃあまた明日ね!」

「ばいばい、!」

はい。そして掃除をしなければなりません。
あっ、とりあえず華ちゃんに連絡しなきゃ!

一人で掃除するとかなり時間がかかると考えて、何かしら理由を付けて華ちゃんには、遊ぶのは延期にしてもらった。

華ちゃんと遊ぶのはいつでも出来るしね、
ライブはいつでもは無理だからね、
って自分に言って掃除を始める。

華ちゃんにこの事を言うと怒って何するか分からないから、黙っておこう。

頼られるのは、嫌いじゃない
誰かが喜ぶことは好き。
でも、断りたい頼みもある
でも、断れない。

はぁ、とため息ついて黙々と掃除をする

まさかその後あんなことになるとは考えても無かった。
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