代書屋
日馬「まぁ、分かるけどさ。。。あとあとのこと、考えてみてもさ、、」

大海「それに、、彼、、博識だから、私が、字が書けないって知ったら、軽蔑するかもしれない、、」

日馬「そんなこと、、あ、マスター、たこ焼きどうもありがとうー」

大海「、、、デカイですね」

日馬「そうね、、、」

大海「ソフトボールくらいあるんじゃないですか?」

日馬「そうね、、、」

大海「これたこ焼きですか???」

日馬「たぶんな、、はい、食べれ」

大海「わたし??い、いいです、いいです、こんな化けもんみたいなやつ!」

日馬「ひどいこと言うなぁ、中身は本物だと思うよ、、、いただきま~す、あち、あひ、あ、生だ、、」

大海「しく、しくしく、、」

日馬「え、なに、あなたも食べたかった?やっぱり?」

大海「食べたくありません!」

日馬「じゃ、なに。駅前通りの勝ちだわ、これ、、」

大海「日馬さん、彼へのお誕生日メッセージ、本当に書いて貰えないんですか???あたし、本当に本気なんです、、、字だけは書けないし、彼、本当にあの手紙のこと、再三、喜んでくれて、口に出してくれるんですけど、わたし、その度に不安で、、、彼が好きなのは、日馬さんの書いた手紙の中の私で、字の書けない私じゃないんじゃないかって、、」
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