王族ワガママ皇子(8才)は生きる。

「あれ・・・」

戻ってる途中で走ってくる人影が見えた、エイデンさんだった。





「お、皇子ーっ!!!」


「うわーっ!!な、なにすんだ、エイデン!」


エイデンさんは長袖のシャツにベストという格好で、皇子の前にひざまずき、思いっきり抱きしめた、どことなくエイデンさんは涙ぐんでいた。


「おうじぃーっ、うっ・・・」

エイデンさんは間違いなく泣いていた、涙をボロボロこぼしながら、皇子を抱きしめ抱き上げた。






「わっ、なに泣いてんだよ。エイデン・・・」



皇子はどこか引きぎみだったが、心配していた。


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