王族ワガママ皇子(8才)は生きる。
お風呂からあがり、寝間着に着替えるとぼふっ!とベッドに飛び付いた。
「ふーっ、今日は疲れたなぁ」
「お疲れですね・・・そうだ私、カモミールティー淹れてきますね!寝る前に飲むと、安眠の作用や美容にも効果があるようなのでっ」
そう言うとルナはパタパタとキッチンへいった。
(そう言えば、部屋綺麗だなー。ちゃんと荷物整理しててくれたんだ・・・生花も飾ってある)
「ちゃんと眠れてるかな、皇子・・・エイデンさんと」
(あ、そういえば明日何時に出ちゃうんだろう、エイデンさん。聞いてなかった・・・)
聞いとけばよかったな。と思いつつ、ルナが淹れてくれているお茶を待ち、寝転びながら手元にあった小説のページをめくった。