王族ワガママ皇子(8才)は生きる。
「おい、ソフィーこれ分からん」
「ん?どれですか?」
(わー、懐かしいな。というか、皇子ぐらいの子達ってもうこんな難しいの習ってるのかぁ)
「最近の子達って進みが早いですよねー、この調子で行くと私が教えられる範囲も・・・」
「べつに、ふつーだろ」
「そうですかねー、でも問題が分かるのは皇子が頑張ってる証なので、すごい事ですよ」
なんとなく皇子の頭を撫でると、皇子の頬がピンク色になっていた。
「ソフィーってなんか・・・たまに恥ずかしい事いうよな」
「え、私何か言いました?」
「うるさい、ソフィー」
「えっ、いきなりドライ?!」
皇子の豊かな表現に戸惑いながらも勉強は順調に進んだ。