王族ワガママ皇子(8才)は生きる。
「うーん、確かここはこうして・・・あれ、うーん・・・」
私ソフィーは、皇子が分からないという問題に向き合っている。でも、もう1つ大きな問題が出てきた、私にも分からないという問題。
「あれ、可笑しいですね・・・なんで、ここはこうなるのか・・・よしっ、少し休憩にしましょう皇子!」
「・・・」
「お、皇子、そんな憐れみの目で見ないでください、ほらお茶にしましょう!」
私は近くに用意されていたお茶をカップに注いでいく、皇子はため息をつきながらドライフルーツをつまんでいた。
「ごくっ・・・ふー、やっぱりお茶は落ち着きますねー」
暖かな風に揺られながら、お茶を飲む。
「・・・もぐもぐ」
「あ、皇子、あまり食べ過ぎると昼食が入らなくなります」
ドライフルーツやマフィン、クッキーなどを平らげていく皇子。
「うるひゃい、政治のこともまともに教えられねーソフィーのくせに」
「うぅっ・・・舌噛みますよ、皇子」