ミステイクX X X *SS*

涙の跡

年が明け
皆は新しい年に期待を膨らませる

私もそんないつもの一年の始まりがよかった…

紗菜と二人で今年初めての新年会という名の女子会を開く。

冬期休暇にあった出来事や 少し前にあった 紗菜に話せるギリギリの話を聞いてもらう。

若ちゃんと栗ちゃんの話をして、栗ちゃんと付き合う事になったから、三人で遊びに行く事は、少し控えたいとお願いした。

紗菜は栗ちゃんとの事に スゴく驚いてたけど、良かったねと喜んでくれた。

次の日、仕事が終わり、私は若ちゃんと話し合う為に 待ち合わせをした。

「ねぇ、私 前から聞きたかった事があるんだ‼」

「何、マジな話?」
「若ちゃん彼女って いるの?」

ストレートに聞いたけど…答えてくれる?

「何?どうゆう事?」

「彼女って誰なのかなって」

「は?俺の彼女は…言わないとわかんない?」

「だから、聞いてんの!因みに…私の彼氏は、東京の人で 今は遠距離…ちょっと簡単には会えないけど、でもいいんだ…」

「何、どうしてそんな事言うの?」

何故か 悲しげな顔をする若ちゃん。

「俺 彼氏じゃなかったんだ。やば、俺振られた?てか、彼氏いるとか、亜湖こそ彼とか作んなよ。」

若ちゃんが泣いてる。
完全に泣かせてしまった…

「だってしょうがないじゃない。たまにしか会わない。平日にご飯食べて その後 エッチして バイバイ。休みの日にデートなしとか おかしい。こんなのセフレと変わらないでしょ?」

と、今まで貯めて言わなかった事を 全部吐き出して 私は帰った。

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