ミステイクX X X *SS*
甘いバレンタインの夜は更け……
関西に戻って 通常生活に戻る。

特に 若ちゃんとの距離を 然り気無く取りつつ 私は自然と会わなくして行った。

結局、絶対私じゃなくても大丈夫だったんだ……

only oneじゃなきゃいやだ……

遠距離は確かに寂しい。一人の時間には慣れないけれど 自分の時間を充実ある毎日にするために 自分磨きをする。私は英会話に行く事にした。

紗菜も丁度 考えてたみたいで、二人で申し込み 英会話教室に。

グループレッスンと個人レッスンがあり、私はちょっと レベルが追い付かない為 最初は個人レッスンからスタートした。

外人の先生と一対一のレッスンは、なかなか緊張する。全て英語の会話じゃないといけないし、私は何故か 外人をも笑わす天才だったみたい。

やっと 個人レッスンからグループレッスンに 移れる様になり、私は紗菜と同じ時間で予約を取る。

レッスン中に 紗菜が先生を困らせていた。私はあなたが欲しい……と間違って英語で言ったものだから、先生は焦って自分のカバンの中から指輪を慌てて出し 婚姻してるを猛アピール……面白過ぎて お腹を抱えて笑った。

英会話で、私は真剣に授業を受けているのに、先生とグループの人が爆笑とか よくあり、私と同じ時間に入りたい人が 男女で何人かいた。

「こんな楽しい授業は初めて、だから一緒の時間にまた受けたい」

そういう人は 丁重にお断りした。

あまりよく知らない人と 時間合わせてまで 一緒に勉強したくないなって思うのは おかしいのかな?

それに、英語じゃなく私と普段の会話でみんな笑っちゃうので、どうやら素で 笑いの神様がいるみたい。

山下君に、英会話に申し込みした時に、どぶにお金を捨てんなよ……と笑われた。

これが結局 預言者の様に 私と紗菜は、英会話に行くのが、色々あり苦痛となって 辞めてしまった。

山下君はすごい……
高額なお金は 今もどぶに埋まって
一生拾えそうにない……



< 33 / 39 >

この作品をシェア

pagetop