直感的結婚~恋はこれから~
「えっと、ちゃんと返してくれるところが好きです」
「それは俺の一部分が好きということ?」
本当はちゃんと返してくれるから好きですと言いたかった。でも、それだと告白してるようになってしまうからやめた。
多分私、もう泰士さんが好きなのに……自覚してしまうと恥ずかしくなって真っ直ぐ気持ちを伝えられない。
だけど、彼はきっとそんな私を見透かしている。今も探るように見ている。
「と、とりあえず、今は一部分です」
かわいげのない返事になってしまったが、彼はなぜか嬉しそうに笑った。
「最近は忙しくて、なかなか向き合って話をすることがなかったけど、やっぱりちゃんと会話することは大事だよね。会話することで美琴の気持ちが見えてくる」
「えっ? 私の気持ち?」
本当に透視されているのかとギクッとする。
「うん、前よりも美琴が近くに感じる。俺のことを知ろうとしてくれるしね。興味を持ってくれているというか気にしてくれているというか、惹かれてくれているよね?」
ズバリ言われてしまって、私は微かに口を開けた状態で固まった。
「それは俺の一部分が好きということ?」
本当はちゃんと返してくれるから好きですと言いたかった。でも、それだと告白してるようになってしまうからやめた。
多分私、もう泰士さんが好きなのに……自覚してしまうと恥ずかしくなって真っ直ぐ気持ちを伝えられない。
だけど、彼はきっとそんな私を見透かしている。今も探るように見ている。
「と、とりあえず、今は一部分です」
かわいげのない返事になってしまったが、彼はなぜか嬉しそうに笑った。
「最近は忙しくて、なかなか向き合って話をすることがなかったけど、やっぱりちゃんと会話することは大事だよね。会話することで美琴の気持ちが見えてくる」
「えっ? 私の気持ち?」
本当に透視されているのかとギクッとする。
「うん、前よりも美琴が近くに感じる。俺のことを知ろうとしてくれるしね。興味を持ってくれているというか気にしてくれているというか、惹かれてくれているよね?」
ズバリ言われてしまって、私は微かに口を開けた状態で固まった。