直感的結婚~恋はこれから~
「ベッドに運ぼうか?」

「ううん、このままでいいよ。目が覚めて一人でベッドにいたら泣いてしまうと思うから」

「そうか。でも、美琴のお腹に負担がかかるから俺がそっちに座るよ。少し動いて」


真ん中にいた私は端に座り直した。泰士さんは持ってきた毛布を斗和にかけ、真ん中に座る。斗和の頭は泰士さんの膝の上。

彼は気持ち良さそうに寝ている斗和の柔らかい髪を撫でる。

その寝顔を見ていると私たちも眠くなってしまい、二人揃ってあくびが出た。その様子に微笑み合う。

優しく笑う泰士さんの笑顔が大好きだ。彼が笑って、斗和も笑って、私も笑って、幸せだなと思う。


結婚してから恋をして、私たちは家族になった。



ー番外編-おしまいー


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